2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アリストテレス『生成と消滅について』(西洋古典叢書, 池田康男 訳)第2巻第2章まとめ 

第二章 第一の反対性質、熱と冷、乾と湿 テーマ:感覚される物体、触れられうる物体の始原とは何か ●触覚に応じた反対対立のみが形相や始源である →第一物体は触覚の対象である反対対立によって互いに異なるから→白さ⇄黒さ、甘さ⇄苦さなどは触覚の対象ではな…

アリストテレス『生成と消滅について』(西洋古典叢書, 池田康男 訳)第1章レジュメ 

第1章 一元論者と多元論者 エンペドクレス説に対する批判 主な内容:アリストテレス以前の哲学者たちの生成と消滅に関する理論に対する批判的検討 ⅰ生成と質的変化を同じと考えるのか、異なると考えるのか アリストテレスの仮説: ・多元論を前提とする場合⇨…